もう何年も前に祖父は亡くなった。
祖父の友人は今でもまだ毎月たずねてきて仏壇に手を合わせる。
接点の全くないふたりは迷っていたHさんを祖父がトラックで探していた家まで案内したという出来事でつながった。
もう友情を超えていると思う。
友達をつながりを大事にしたい
結局なにがいいたいんだかわからない文章を書いているときが一番元気みたい
だから、お話みたいなものもスルーしていただけるとうれしいです。
明日怒られたらしかたない
「ねえ、きて!これ新しく買ってみたの。」
ルーはぼくのことを呼んだ。十代の女の子みたいな黄色い声だ。ぼくはちょっとうれしくなりながら、わざとのっそりと近づく。
「あ、これ、テレビでCMしてるやつじゃないか。ルー、どうしたんだ?」
ぼくは「高かったんだろ?」と片方の眉をあげてみせた。ルーはパッチリとウインクする。
「広告の安売りさらに値切って買った。」
彼女はおかしくてしかたないと言う顔をした。
ルーは27歳、同棲して半年、結婚の予定は未定。ちなみにぼくは26だ。
お互いフリーターという現状から、ぼくたちは共同貯金をしている。
この最新のPCはその共同貯金から購入されたものと思われる。
眉を寄せてにらむぼくをちらりとみただけで、彼女の顔はまたPCに向かってにやりとだらしなくなった。
「このねえ、お取り寄せのペイジ。クリック!!」
「あっ!おい!勝手にお取り寄せすんな。あー!」
ぼくがシェーのポーズ(ぼくはどうようすると、子どものころよく真似したこのポーズをとってしまう)をしているうちに、ディスプレイがブブォンとへんな音を立てて、目の前にホールのチーズケーキが出てきた。
「リョウキンハ1580円デス」
PCの機械音がしゃべる。
電車のように録音した音声でも、この進んだ未来にきれいな音声でもなく、あえて男女も判別しづらい電子音なところが憎めない。
これじゃあ確かに安いはずだ。といっても、最新お取り寄せPCだ。だいぶ値がはるだろうが。
「ん?おい、1580円かかっちゃったじゃないか。ルーの小遣いからひくからな!」
緩んでいた顔をひきしめて、わざと目をつりあげてみせると、ルーは小さな声で笑った。その笑いがどんどん大きくなる。
「あははあはは!リョウ変な顔!大丈夫、私が食べるから私が払います。あは。」
「ちょっと待て、ルー、それ一人で食べる気か?お前、チーズケーキ好きだったっけ?」
ぼくのちょっとうらやましそうな顔を彼女は横目でみて、含み笑いしながら指でチーズケーキを少し崩した。
それは、レアチーズケーキで、確かぼくが食べたがっていたお取り寄せナンバーワンの品で、ぼくはチーズケーキが大好きで、
やっと彼女の意図するところがわかった。
「わかった。ルー、一緒に食べよう。」
ぼくとルーは二人とも素手でチーズケーキを原始人みたく食べた。
指先で崩れるチーズケーキが柔らかくて、なめらかで、ぼくはルーに触れている気持ちになった。
しだいにぴったりと寄り添って、本物のルーが肌に触れた。
こいつだけは逃がさないぞ。
ふと見たPCのディスプレイに「しあわせのレアチーズ」の文字が浮かんでいた。
バイトで失敗した。
昨日、お客がなんだか怖くて、包装するのに箱がしまらなくて、
焦って、ふたが片方だけ浮いたまま二箱包装してしまった。
リボンかけてごまかしても、やっぱりいびつが目立つ。
総棚卸しで、忙しかったから、忘れてたけど、
今日久しぶりにゆっくりして忘れてたけど、
クレームがきてないか怖い。
怖くて怖くて、頭が痛くて。
泣きそう。
何も考えないで寝るしかないかもしれない。
私なりに一所懸命やっている。
それは確かに、他のメンバーや店長も理解してくれている。
私は幸せだ。わかってる。
でも、、、
でも、自分の幸せをうまく理解できないことがある。
よく言えばそうだし、悪く言えば自分を不幸にしたがっている。
読書も書き物もできなくて、やっとPCにさわれるようになった。
少しずつよくなっていけるかな。
私は基本的にテレビも見ないし、新聞も読まない。
駄目なやつだと思う。
前は朝のニュースくらいみていたけど、最近はそれもしない。
24時間テレビはちょっとみた。
でも、今麻痺していて、感動とかカンベン。具合悪い。
この人がこれだけがんばったとか、こんなにつらかったとか、
ふーんってしか思えない。
ひどい人間だと思う。
前はこんなじゃなかった。
今はほとんどテレビとか本とか、興味ない。
笑ってても笑ってない。
バイトはヤじゃないけど、がんばんなきゃってそればっかりで
なんだか空回りしてるみたい。
たぶん、体調がよくないんだと思う。
困ったなあ。
彼ママと今日もメール。
ママさんは優しくて本当にいい人。
結婚までたぶん先は長いけど、それからあとの付き合いも
この人とならうまくやっていけると思う。
彼よりメールの件数が多いのはちょっと不思議だけど。
メールはできるんだけどね。
ママさんが心配してくれるから、元気にならなきゃと思う。
今しかできないことを考えてみた。
体調不良ではなにもできない。
読書も書き物も、音楽鑑賞も、いくつになったってできる。
世界にでかけるとか、怖くてできない。
だから、もしこれから新しい人が職場に入って連休をとれるようになったら、
日本全国を少しずつ旅しようと、思った。
書くことは素晴らしいと思う。
少しずつ不安が解消する。
今、さっきよりずっと気分がいい。
そうか、書いていれば良いんだ。
まだ、不安だけど。
高校のとき、運を使い果たしたのかって思ってしまう。
はたまた、大学で彼に出会うために使い果たした?
高校のときは囲碁部の部長だった。
すごく楽しかった。
囲碁人口は少なくて、すぐ県大会だし、関東大会だし、全国大会だし、
メンバーは徐々に増えて、その頃はやりだしたヒカルの碁現象で
13人まで、かな?増えた。
楽しかった。終わりがない友情にみえた。
もう、今は、数人しか連絡取れない。
私は皆が大好きで、ずっと友達だと思っている。
連絡取れなくても、あのときの日々、一緒に過ごした日々は本物だ。
文化系の静かな青春だった。
もどれるものならもどりたい。病気をする前のあのときへ。
問題は私自身にあったのだと思う。
一時はいろんな人を恨んだけど、もうしかたない。
誰も悪くないんだと思う。
自分が悪くないとはなかなか思えないんだけど。
思いついた。
ショートショートでも書こうかな。
きっとできる。具合、よくなってきたから。
今日まで忙しいのと具合が悪いのとで、のびてました。
忙しいって言っても、バイトが週五で休日は埼玉に行ってたのですが、
毎日バイトというのも疲れるんですね。
彼に会えるのも嬉しかったけれど、遊ぶのにも体力使うんですよね。
パトカーの検定みたいので運転が超スムーズな彼の車の助手席で、
ぼーっとしたり、話したり。
行きは電車で帰りは車。
彼も疲れたと思います。
仕事の合間に相手してくれてたわけですから。
毎週くらいの勢いで会っていたので、しばらく休憩ですね。
昨日はどうしても具合が悪くて、病院に行きました。
薬増えて様子見です。
ちょっと落ち着いたような気がします。
まだ一日目ですが。
彼ママとメールで、「バイトのシフト減らしてもらえば?」と
優しい言葉をかけてもらったのですが、
バイトの人手不足で、一人でもかけると大変なことになるのです。
でも、たぶん大丈夫です。
久しぶりに、こうしてPCにむかえるわけですから。
書き途中の小説も少しずつすすめないと。
今日は総棚卸しなので、夕方から出勤です。
でも、明日は休みです。
お盆がえらく忙しかったので、店長が給料を奮発してくれました。
厳密にはもう少し違う人と作業とが入ってくるのでしょうが、
皆さんが店長のおかげとおっしゃってました。
店長は前向きに生きることをモットーとしています。
でも、私は人生において、落ち込むことも必要だと思う。
深く落ち込んでいてはいけないといわれます。
でも、ときとして、悩んで悩んで、本当に深く落ち込んでそこから浮上できたら、
それは大きな財産だと思います。
明るく生きるためにはそういうことも必要だと思うのです。
それに、若いうちにできることをやりなさいというけれど、
私は就職もなにも、いろいろあきらめてきたけれど、今は
小説を書くし、母になることが夢であるし、
友達と海外に行くこととかが、青春じゃないと思います。
恋人と旅行に行くのも、友達と旅行に行くのも、確かに違うと思います。
でも、なかなか会えない恋人に休みのたびに会いに行くのも
今しかできないと思います。
だから、少し落ち着いたら、また書こうと思いました。
しあわせな話がいつもかきたいと思います。
でも、私はどうしても、悲しいお話しかかけない。
最近豊島ミホが好きです。
なんだかかわいくて憎めない。
同じような話を書くのに、ポップでキュートでせつない。
しかも、ほんっとーにせつないんじゃないくて、なんだか淡い。
あんなものが書けたら良いのに。
村山由佳さんは本当にせつない。
憧れ。
ラブストーリーを書く人はたくさんいる。
具合悪いのを理由に読書もサボってたから、
ただでさえ読んでない人のが多いのにおいてけぼりだけど、
何通か応募して入賞しなくて、物書きの多いのに愕然としたけど、
やっぱり、私は書きたい。
たぶん、私は武者小路実篤の愛と死みたいのに知らないうちに
あこがれてるんだと思う。